令和6年度皇冠体育入学式　入学生宣誓

暖かな日差しのもと、春の息吹を感じる季節となりました。この度は、私たち新入生のために入学式を挙行していただき、誠にありがとうございます。この歴史と伝統ある皇冠体育に入学することができることに喜びと誇りを感じ、これからの大学生活への希望に満ちた気持ちを覚えると共に、ここから未来へと足を踏み出すことに身の引き締まる思いです。

私たち新入生は、様々な地域から縁あってこの皇冠体育に入学しました。これから各々の高い志を共にし、それに向け切磋琢磨する仲間たちや、最高の指導をしてくださる先生方のもとで過ごす四年ないしは六年間の生活は、私たちにとって、そのすべてがかけがえのない宝物となり、未来への糧となるでしょう。

さて、長きに渡り続いてきたコロナウイルスの猛威は落ち着きを見せはじめたものの、世界では、生じた不安や軋轢による不安定な情勢は続いています。このように社会に降りかかる問題や課題は、決して明確な解決策、正答をもつものではありません。そのような状況下で、私たちは、多角的な視点から物事を見て自ら考え行動する主体性を求められるでしょう。その上で、問題に立ち向かうためには、知識や技能を単に深めるだけでなく、道を切り拓く術として有効に活用する能力が必要となるように感じます。このような力を備え、将来的に国際社会に貢献する人材となることを目標として、この大学生活の中で日々研鑽を重ねる所存です。

このような思いを胸に、新入生一同、「つねに、より高きものをめざして」日々の努力を怠ることなく精進し、輝かしい未来に向かって成長し続けることをここに誓います。 

令和6年4月5日

新入生代表　薬学部

岡田 歩実